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紅葉樹(向上樹)

十七の君は
キラキラ光る汗と 太陽の夏を越えた
半そでの真っ白なカッターから
澱みない真っ黒なブレザーになった
辛さを乗り越えて引き締まった顔の君は
八時二十分のホームルームに向かう
心地よい風と一緒になって
ブルーの自転車を走らせる
少したって ひと雨に またひと雨に
涼しさが 寒さに変わって行く
少したって ひと雨に またひと雨に
君の顔が 穏やかな笑みを浮かばせる

 君のお陰で甲子園に行かせてもらった
 サードを守る君に クラスのみんなと
 声を張り上げて 思いを届けた
 君のお陰で国体に行かせてもらった
 百メートルを走る君を
 クラスのみんなと 瞳で追いながら
 思いの丈をぶつけた

教室の二つの箱から溢れ出そうなゴミを
君は きちんと分別してくれた
みんなが帰った放課後 ひとり残って
僕は君の思いやりに 一番感謝したい! 

三十三人の君と一緒に 遠足に行った
遊園地に 君の笑い声がこだまする
君の前では強気の僕は 実は臆病で
乗れるものが あまりない
観覧車のゴンドラの窓から
君が走り回る姿を 眺めている
木製コースターの 複雑な骨組みを
身近に感じている
山の緑が 赤や黄色になっているのを
眩しく感じている☆

十八になった君の色も変わって行く♪
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